ところでマグネットは入れ歯と歯を+-にして磁力をつくりだすのですが、歯に磁石を埋め込むということは常に体内で磁場を発生しうるということです。
入れ歯を外しても、なにか磁石に替わる環境のなかにいれば自然に磁場をつくりだしてしまうのです。
例えばMRI、磁石の原理を応用して体内を分析する検査なので、口の周りに不要な磁場が発生してしまうのは免れません。
しかし口から脳・脳幹までは距離があるので、マグネットから発生する磁場は検査には影響しないということです。マグネットのような微量な磁石は磁場を起こしても5cm前後なので
重要な臓器までは届かないですね。これで安心してお勧めすることができます。
近年は歯を抜いたあとインプラントを選択される方が少なくなってますので、まだまだ部分入れ歯の需要は増えてくると思います。なるべく自然に違和感なく、少しでも天然歯に近い噛み心地を追求する
ため材料も進歩しています。ただ歯を抜かなくてもいいに越したことはないので、歯周病治療は必須ですね。マグネットを使用するにしても、マグネットを支える歯が健康であることが条件なので、生涯
口腔衛生は保っていく必要があります。
静岡県焼津市田尻330 増井歯科