パノラマ写真(口全体のレントゲン写真)は口全体の病気(歯周病など)を診たりするのに使います。
また、埋もれている親知らずの状態を把握したり、骨の中の病気が発見できたり、顎の関節、上顎洞(鼻の横の空洞)なども診ることができるので大局的な診察を行う場合や治療計画を立てる際に有効です。
歯の病気には自覚症状がないものも多いため、病気を早期発見するためにも定期的な撮影で観察する必要があります。
ただ、パノラマ写真は小さな歯のレントゲン写真ほど鮮明に写らないという特性があり、
特に前歯ははっきり写らない場合が多いです。
ですから小さなむし歯の発見、歯根の病気の有無、歯根に破折がないかなどさらに詳しく精査するためには小さいレントゲンも必要になってきます。
実際に一本一本の歯を治療するためにはパノラマ写真と小さなレントゲン写真両方が必要となります。
静岡県焼津市田尻330 増井歯科